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  • 2022/06/22
    腰痛

    【坐骨神経痛 右腰の痛み】

    右腰の痛みと坐骨神経痛


    結論から申しますと座った時の姿勢が原因です。
    つまり,右のお尻にばかり重心を乗せてしまっている事で痛みにつながります。

    右腰の痛みを詳しく解説

    座った際に右に重心が乗っている場合,左の骨盤がうてきて右に骨盤が傾きます。
    そのままでは,斜めの状態になってしまい不自然なので,体は自然とまっすぐの
    姿勢を保とうと胸部が左に傾いてきます。
    それ以上倒れないように背中の右側の筋肉が硬くなり,突っ張ってきます。
    それが痛みにつながります。

    右腰の張りの確認する方法

    直接筋肉を触って確認していただいても構いませんし,
    相手がいる場合は,前屈をして背中の右側の盛り上がりを見ても確認することができます。

    注意すべき座り方

    適切な座り方ができていれば,どちらかに偏って座ることがないので腰の痛みは出にくくなります。
    ここでは,特に注意すべき座り方を挙げていきますので,もしその座り方をされている方で痛みの
    出ている方は今すぐにでもやめてくださいね!

    1つ目,座った際に猫背になる
    猫背の姿勢になるだけで人間はどちらかに体重をかけてします,
    利き手利き足などの関係から,右に体重をかける方が多くなってしまいます。

    2つ目,あぐらを組む
    あぐらを組む事でどうしても猫背の姿勢を助長し右側に体重をかけやすい状態を作ってしまいす。

    3つ目,横座り(女の子座り)
    左側に足を出して座るととても右腰に負担がかかります。
    現状腰に痛みが出ていない場合でも,この座り方は必ずやめてください。
    また,骨の出来上がっていないお子さんがこの姿勢を続けると側彎症を助長する可能性があるので
    注意してください。

    4つ目,足を組む座り方
    この座り方をされている方は多いと思います。
    右を上にして組んでも,左を上にして組んでも右の骨盤が下がってくる事があり
    右左どちらかに傾くというよりは,体重のかけやすい方に傾きます。
    つまりは,他の座り方を普段からしている方は足を組むと自然と右側に体重ををかけてしまい,
    より痛みを増強させることになります。

    坐骨神経痛


    このような姿勢で座っていると右の背筋(脊柱起立筋)が張ってきて,筋筋膜性腰痛といって
    筋肉を覆う筋膜の動くが悪くなるため,腰痛や坐骨神経痛なってします。
    こういう場合の多くは病院でのレントゲンでは異常を発見できないため,痛み止め等の処方だけで
    終わってします。
    その他の要因として,腰椎のねじれがあります。
    なめらかなカーブを描けている場合は問題ないのですが,
    骨と骨と接続するところを関節と言い,そのことから上の骨が下の骨と比べて大きくズレが生じると
    椎間関節性腰痛と言います。
    関節になっている部分なので負担がかかると変形を起こし,椎間孔と呼ばれる神経の出る隙間も
    狭くなってくるので,ヘルニアやひどくなると脊柱管狭窄症となって神経に触ることで腰の痛みはもちろん,
    右足がしびれてくる,坐骨神経痛が引き起こされます。

    肩で代償

    骨盤が歪むと肩周りで代償をとり体全体のバランスを取ります。
    その代償も2つのパターンがあります。

    1つ目,骨盤右へ傾くので体全体を左に傾けることでバランスを保つ、逆C字型の場合は症状が症状が全部右出ることになります。

    2つ目,骨盤が右へ傾き腰で左に、上体部分の肩が右へ傾きバランスを保つ、S字型の場合は左肩と右腰に症状が出てきます。

    この様に骨盤の曲がった姿勢が長期間続くことで代償動作と呼ばれるものが発生します。
    つまり原因が複雑化するということです。
    常に、腰の緊張の高まった状態では,一時的に真っ直ぐすることを意識したとしても
    原因がとれていないので緊張は取れません。


    坐骨神経痛は足の後面の痺れだけと思われがちですが、坐骨神経痛を抱えている方の多くが
    実は股関節の前面(鼠径部)に痛みを抱えておられる方がとても多いです。
    鼠径部に行く神経は,腰椎の上部から腰方形筋という腰の筋肉,
    つまりは上記姿勢で固くなるところの間を縫って,鼠径部に至ります。

    まとめ

    長期間右側にだけ重心をかける姿勢を続けることで右腰の痛み,坐骨神経痛につながる。
    なので,この記事を読まれた方はすぐに意識して左右の差を無くしてください,
    もし症状の出ておられる方は,原因が複雑化する前に治療することを強くお勧めします!

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